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学習に対する考え方

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現状の課題

上記のように現状の小学校の学びは、中学校の学習に直接的に結びつかないものもあります。かといって、中学校に上がった途端に定期テストがあり、中学校に上がったのだから「このくらいは知っているよね?」という学習の土台がないままの生徒によく出会います。

中学校生活に入ってからは部活動・遊び学習以外に楽しいことがたくさんある、当然、学習だけにソースをさくわけにはいかない。時間が足りず、高校受験までに学習が追いつかない、高校に進学してから、大学に進学してから、社会に出てから、もっと学習しておけばよかった・・・そんな後悔に繋がってしまうケースも少なくありません。

また、高校進学においては、本人の意思よりも偏差値などに縛られた考え方、親御さんの期待からの本来もつ本人の力を無視してしまうケースだってあります。

私自身はこの問題について、できることは、このことをできるだけ早い段階で知り、その上で、できることを学生のうちから積み上げていくことだと考えています。

では実際に各教科においての考え方や具体的な指導方法なども記載しておきますので、よろしければご覧ください。

算数・数学

高校受験まで使える計算力を鍛える

中学生を多く担当させていただく中で、感じることは計算力の重要性です。例えば、九九が当たり前にできなければ、中学で学ぶ方程式や文字式の問題を解くことはできません。

足し算・引き算をできるだけ暗算で解ける桁を増やしておくことで、定期テストで50分という時間の中で解ける問題が増えます。

高校受験の過去問も現状100点中20点分は計算が軸の問題です。

分数・少数の問題を解くことができない生徒もよく見受けられます。中学の提出物で分数・少数の問題が出た途端、空欄で提出しようとする生徒もよく見ます。

こういったところから、小学生のうちから、計算問題に重点を置き、様々な問題を解く上での筋力をしっかり身につけておくことが大切だと思います。

また帯分数は中学以降ほぼ見ませんし、大きな桁・そろばんなども中学以降で見ることは少ないです。

もちろん指導はしますが、このように中学以降で使うことの少ない単元については最小限の指導にとどめます。

国語

意外と大切な文法と漢字・語彙

国語も基礎を徹底的に大切にします。漢字は高校入試において20点分をしめます。まずは小学校4年程度の漢字を当たり前に読み書きできることを目指しましょう。

また文法についても、小学校ではそこまで重点をおきませんが、中学に上がると現代文・古文ともに使う項目です。品詞の理解は英語の英文法にとっても大切な理解です。そのあたりを小学生・中学生のうちに理解しておくことが大切です。

国語は文章読解の大切さをよく説かれますが、まずは言葉を知らなくては文章を読むことができません。また知っていても、間違った使い方をしている言葉もあります。しっかり語彙を獲得しておくことに重点を置きます。

英語

高校受験・大学受験に標準を合わせてもいいかも・・

小学校では、英語教育も始まっていますが、中学の期末テスト・高校受験などに向けては目的がかなり異なっていると思います。

小学校の英語教育は、外国を好きになろうとか、英会話をできるようになろうということが大切という感じの指導要領になっています。

ただ、中学以降求められるのは英文法の理解及び読解・リスニング能力などです。

もちろん楽しんで学ぶことは大切ですが、外国がみんな好きなわけではありませんし、英語の学習が一番小学校・中学校につながりが少ないと考えています。

なので、小学校からしっかりと英単語の積み上げ・be動詞などの基礎的な英文法は知っている状態にして、おおよそ英検5級程度の力を身につけてから中学に進学することが理想的だと思います。

理科

実験に興味が持てるかによるけど・・・

理科については、小学生が好きになりやすい教科の一つだと思います。実験などに興味が持てるかによりますが、単元ごとの好き嫌いも大きく異なる部分があります。中学に上がると化学式などで苦戦する生徒が少なくありませんが、物理は公式を覚えると結局計算力が必要になる部分もあります。なので、暗記が得意かどうかより、計算力を高め必要な情報だけをしっかり、記憶するそれによって高校以降も使える知識になっていくと思います。

理科については、好きな生徒は教えなくてもある程度覚えることができます。嫌いな生徒は最低限提出物と、一般的な常識になりうる知識とあとは計算力で中学以降の期末試験も平均点程度は取れるようになっていきます。

社会

全体的に断片的な知識になってしまいがち・・・

小学校でも社会の授業があるのですが、織田信長・ペリーなど有名な項目を少しだけやって、都道府県を覚えるなどもありますが、小学校卒業時に都道府県をおおよそでも暗記していなかったり、世界のおおよその地理の内容が入っていないまま、中学に上がってしまうことがあります。つまり断片的な知識でとどまる生徒さんもよくいます。

中学に上がってからは、歴史・地理・公民を学びますが、一部は大学受験でも役にたつ知識にもなっています。

理科同様、英・国・数の知識があって応用できる部分もあります。社会に出てからも知識として必要になる教科でもあるので、本人の興味にもよりますが、下の図のように知識が階段状に積み上がるといいなと考えています。

進路指導について

進路と一言でいっても、高校進学で人生が終わるわけではないし、大人になるにあたって、どんな道を選ぶかは、一人一人によって大きく異なっていきます。

偏差値や現実的な事実も大切ですが、本人の好きなことや、興味のあること、日頃から関わっていて本人の素晴らしいと感じる特性を活かして、進路指導をしています。

高校進学はもちろん、大学以降の進学先についても相談に乗ることができます。

豊富な指導実績から広い視野でさまざまな選択肢を生徒が持てるようにサポートしてまいります!

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